アロマテラピーを化学で学ぶ

ベンゾイン (安息香)

Benzoin

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■生態
15~20mほどに生長する木です。

ベンゾイン プロフィール

効 能
鎮静作用
去たん作用
駆風作用
抗炎症作用
癒傷作用
  • 英名:Benzoin
  • 学名:Styrax benzoin (Styrax tonkinensis)
  • 科名:エゴノキ科 抽出部位:樹脂
  • 抽出方法:溶剤抽出法
  • 主要成分:スマトラベンゾイン/桂皮酸エステル、バニリン、シャムベンゾイン/安息香酸エステル、バニリン
  • 主な産地:タイ、インドネシア、ベトナム、ラオス

精油の解説

バルサム調の甘い濃厚なバニラに似た香りのベンゾインの精油は高い鎮静作用があり、寂しさや心配事を抱えて孤独を感じている時、傷ついた神経を穏やかにして安らぎを与え緊張した神経を鎮静させ、気持ちを楽にする働きがあります。

気管支炎や風邪、喉の痛みなど呼吸器系の強壮作用、利尿作用にも有効です。

お肌には保湿作用や抗炎症作用があるので、しもやけやあかぎれひび割れに効果的です。

乾燥肌のお手入れにも役立ちます。

コラム

  • 精油抽出は安息香樹の樹皮に三角の切込みを入れるとゆっくり樹液がにじみ出ます。
  • その樹液が乾燥し固まった樹脂を原料とします。
  • 安息香とも言われます。
  • 「安息香」はベンゾインの樹脂を焚くと息が楽になることから名前が付けられました。
  • 古代から悪霊を追い払う薫香として使われたり、何百年も前から美肌作りに効果があるとして化粧品に使われてきました。
  • 現在では香りを持続する性質から保留剤となって香りを飛びにくくします。

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