アロマテラピーを化学で学ぶ

フランキンセンス/オリバナム(乳香)

Frankincense / Olibanum

■写真
ウィキペディア
■生態
10mほどに生長する木です。画像は樹皮から採った樹脂です。

フランキンセンス プロフィール

効 能
抗うつ作用
鎮静作用
去たん作用
抗炎症作用
細胞成長促進作用
  • 英名:Frankincense
  • 学名:Boswellia carterii (Boswellia thurifera)
  • 科名:カンラン科 抽出部位:樹脂
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主要成分:α-ピネン、リモネン、ρ-シメン、ボルネオール
  • 主な産地:ソマリア、エチオピア、イラン、レバノン、エジプト、スーダン、フランス、アラビア

精油の解説

甘くウッディーなバルサム調の香りのフランキンセンスの精油は不安やイライラを鎮めて心に平和をもたらし、孤独感や寂しさを癒す働きもあります。

肺を浄化し、気管支炎や喘息などの気管支系に良く作用し、深い呼吸を促がします。尿路系への抗炎症作用、消化促進作用があります。

お肌の作用は収斂作用、シワ、たるみの改善するなどの皮膚再生作用、創傷の改善に効果があります。

コラム

  • フランキンセンスは古いフランス語で「本当の薫香」の意味を持ちます。
  • 別名として「乳香」「オリバナム」とも言います。
  • 「オリバナム」はこの木の樹脂が乳白色であったことからアラビア語の「乳」という単語が語源です。
  • 「乳香」と聞くとイメージでは優しい甘い香りを想像しますが香りから付けられた名前ではありません。
  • オリバナムと語源は同じで、樹皮に傷をつけた時にミルク色の樹液がにじみ出ることから名づけられました。
  • 現代でも神聖なものとされ、幼子イエスの捧げ物のひとつとして聖書の中に登場しています。
  • 精油にするには、樹液を1ヶ月以上乾燥させ樹脂が固まったら採取し、その後水蒸気蒸留します。

フランキンセンス フローラルウォーター

ボディ

去痰、呼吸を楽にする。ガーグル(うがい薬)として口内殺菌に。

コスメティクス

特にシワのお手入れに。保湿。クレイと組み合わせてパックに。

肌質:乾燥肌、加齢肌

メンタル/エナジュティクス

心を落ち着ける。

深い呼吸と瞑想に。

お勧め手作りグッズ

化粧水、ローション、保湿水、スプレー、ジェル、マウスウォッシュ

手作り石鹸、手作りクリームやジェル、クレイパックなど手作りする時の精製水の代わりに使用すると相乗効果が得られます。

このページのトップへ↑


Copyright© 2011 アロマの辞典 All Rights Reserved.