アロマテラピーを化学で学ぶ

ゼラニウム

German Chamomile

ゼラニウム

■写真
ボタニックガーデン
■生態
花はピンク色。草丈80cmほどで常緑の多年草です。

ゼラニウム プロフィール

効 能
抗うつ作用
強壮作用
抗炎症作用
抗真菌作用
収れん作用
  • 英名:Geranium
  • 学名:Pekargonium graveolens (Pelargonium odoratissimum)
  • 科名:フウロソウ科 抽出部位:葉
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主要成分:シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、メントン
  • 主な産地:フランス、フランス領レユニオン島、スペイン、モロッコ、エジプト、イタリア、南アフリカ、アルジェリア、マダガスカル

精油の解説

ゼラニウム品種は数百種あります。

精油になる品種はバラの香りの成分でもあるシトロネロールやゲラニオールの成分を持つ品種です。

甘くバラに似た香りで、ほのかにミントのハーブ調の香りがするゼラニウムの精油は、直観力や創造性を活性化させ、神経系の強壮剤となり分泌系では女性ホルモンのバランスを整えます。

怒りや緊張による情緒不安定を癒す鎮静作用と落ち込んだ気持ちを明るく高揚させる作用の両方を兼ね備えています。

お肌の作用としては、収斂作用、殺菌作用、皮脂分泌調整作用、血流改善作用があるのですべての肌質に適しています。

コラム

  • アフリカで何世紀もの間、傷薬として使用されていたゼラニウムはバラの様な香りで昔から治癒力の高い薬草として生活の中で利用されてきました。
  • アフリカでは悪霊払いの道具として、西洋では悪霊除けや虫除けになることから家の周りに植えていました。
  • 革製品のにおいを消す為の香料として17世紀ごろヨーロッパに持ち込まれ南仏グラース地方でゼラニウムの栽培が始まりました。
  • ヨーロッパの窓辺にゼラニウムをよく見かけるのは伝統を受けついで災厄よけにしているためだそうです。
  • インド洋西部にあるレユニオン島産のものは芳香がとくに強く、「ゼラニウム・ブルボン」と呼ばれ、一般的なローズゼラニウム(ブルボンと比較される場合は"ゼラニウム・エジプト")とは別に特別なものとして扱われています。

ゼラニウム フローラルウォーター

ボディ

女性ホルモンのバランスを整えます。美白作用。

スキンケア

皮脂のバランスっを整えますので、肌が乾燥している時、逆に脂っぽい時にも。お肌の炎症を抑えて、落ち着かせます。

肌質:普通肌、混合肌、ニキビ肌

メンタル/エナジュティクス

感情のバランスを取るため、落ち込んでいる時、落ち着きたい時、どちらにも向きます。

お勧め手作りグッズ

化粧水、ローション、美白水、スプレー、パック、ジェル手作り石鹸、手作りクリームやジェル、クレイパックなど手作りする時の精製水の代わりに使用すると相乗効果が得られます。

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