アロマテラピーを化学で学ぶ

カモミール ジャーマン

German Chamomile

ジャーマン カモミール

■写真
神代植物公園20011/7月撮影
■撮影者コメント
少し時期が遅かったので、ほとんど終わっていました。 来年またよい時期に撮影に行きます。
■生態
草丈60cm程の1年草
■カモミール ローマンとの違い
花びらが丸みを帯びている・香るのは花部分のみ

カモミール ジャーマン プロフィール

効 能
催眠作用
鎮静作用
抗炎症作用
鎮痛作用
癒傷作用
  • 英名:German Chamomile
  • 学名:Matricaria chamomilla
  • 科名:キク科 抽出部位:花
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主要成分:カマズレン、ビサボロール誘導体、ビサボレン誘導体
  • 主な産地:ドイツ、フランス、モロッコ、ハンガリー、エジプト

精油の解説

精油は濃い青色。ハーブティーでは非常に人気が高いです。

カモミール・ジャーマンもカモミール・ローマンも似た効能を持っていますが、カモミール・ジャーマンの精油の主要成分であるカマズレンは、カモミール・ジャーマンの特徴成分です。

カマズレンは花を乾燥させてから水蒸気蒸留することによって抽出されます。

カマズレンによる効能は抗炎症作用と抗アレルギー作用が特徴で精油の色は濃い青色をしています。

カモミール・ジャーマンは、近くに植えてある植物の病気を治す働きもあると言われています。

コラム

  • ピーターラビットがお腹をこわした時にお母さんからお薬の変わりに飲まされたのが『カモミールティー』だったそうです
  • ギリシャ語で「大地のリンゴ」という意味を持つカモミールは「カマイ・メロン」に由来した言葉です
  • オランダ医学と共に日本に上陸してきたことからオランダ語のカミッレからカミツレ、カミルレやカモマイルとも呼ばれるようになりました。
  • 主にカモミール・ジャーマンは、白い花びらが特徴的でハーブティーに用いられる事が多く、ハーブティーでは胃の調整や安眠効果もあると言われています。
  • キク科にアレルギーをお持ちの方は飲用を避けた方が良いでしょう。
  • 弱った植物の近くにカモミールを植えると弱っていた植物が元気を取り戻すと言われ、『植物のお医者さん』とも呼ばれています
  • ほんのりリンゴを思わせる甘い香りです

カモミールジャーマン フローラルウォーター

カモミール・ジャーマンのアロマオイル(精油)は苦手な香りに感じる方もいますが、カモミールローマンとブレンドする事で、より優しい香りで楽しめます。

ボディ

精油同様、他のフローラルウォーター比べて抗炎症作用が強く、怪我、火傷後、湿疹やかゆみ、アレルギー的なお肌にスプレー、又は湿布がお勧め。殺菌・消毒作用により感染症にも良いとされています。

コスメティック

日焼後など、荒れたお肌のお手入れに。

肌質:敏感肌

メンタル/エナジュティクス

自立神経のバランスを整えるため、上がった気を鎮め元気が出る。

お勧め手作りグッズ

スプレー、パック、ジェル、湿布

手作り石鹸、手作りクリームやジェル、クレイパックなど手作りする時の精製水の代わりに使用すると相乗効果が得られます。

※6歳以下のお子様には、ひどいアレルギー/アトピーの場合を除いて、カモミールローマンがお勧め。使用の際は、ごく少量でご使用下さい。

このページのトップへ↑


Copyright© 2011 アロマの辞典 All Rights Reserved.