アロマテラピーを化学で学ぶ

パチュリ

Patchouli

パチュリ

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■生態
肥えた土だけで育つ草丈1mほどの多年草。

パチュリ プロフィール

効 能
催淫作用
鎮静作用
抗炎症作用
抗菌作用
細胞成長促進作用
  • 英名:Patchouli
  • 学名:Pogostemon cablin (Pogostemon patchouli)
  • 科名:シソ科 抽出部位:葉
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主要成分:パチュリアルコール、パチュレン、クミンアルデヒド、オイゲノール
  • 主な産地:インド、マレーシア、ビルマ、パラグアイ

精油の解説

オリエンタルで墨汁を思わせる香りのパチュリの精油は鎮静効果があり、感情のバランスを整えイライラによる過剰な食欲を抑制します。

しかし多量に使用すると反対に刺激効果を発揮します。

利尿作用があり消化不良やお腹の張り、腹痛に良く女性のトラブルにも作用します。

利尿作用があるためセルライトやむくみに効果があります。

皮膚細胞成長促進作用や皮膚再生作用により荒れた肌や傷跡のケアに効果があります。

コラム

  • 日本や中国を含むアジアの国々では虫刺されに用いられ、薬として永年医療用に使用された植物です。
  • マレーシアでは解毒剤として毒蛇や蜂に刺された時の治療に用いられてきました。
  • インドのカシミール地方では18~19世紀からイギリスなどに輸出するカシミア製品に乾燥した葉を挟んで収納する事でオリエンタルな香りを移し、防虫していたと言われています。
  • パチュリは精油になるまでのでの工程が他の精油と異なります。
  • 若い葉を摘んで乾燥させ、さらに発酵させてから蒸留し精油になります。
  • パチュリは精油になってからも他の精油と異なり、年数がたつほどに品質と香りが強くなる性質を持っています。他の精油とブレンドすると香りを持続させる保留剤の役目をします。

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