アロマテラピーを化学で学ぶ

ローズ アブソリュート

Rose Absolute

■写真
「野の花ガーデン」管理人のんのん様にご快諾いただき拝借しました。品種:「カザンリク」。縮小、トリミング加工しています。画像のページはこちら >>
■生態
自然交雑種で草丈は枝が2m以上になるツル性です。
■ローズオットーとの違い
精油の場合はローズオットーとは異なりローズの花から溶剤抽出法で抽出されます。

ローズ アブソリュート プロフィール

効 能
抗うつ作用
催淫作用
鎮静作用
抗炎症作用
子宮強壮作用
  • 英名:Rose Absolute
  • 学名:Rosa centifolia (Rosa damascene)
  • 科名:バラ科 抽出部位:花
  • 抽出方法:溶剤抽出法
  • 主要成分:フェニルエチルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール
  • 主な産地:ブルガリア、モロッコ、トルコ、フランス

精油の解説

甘く華やかなフェミニンなフローラル調のローズアブソリュートの精油はやや粘性にある淡褐色で、それぞれ香りの印象が違いますので自分の好みにあったものを選びましょう。

アブソリュートは主に芳香浴によって精神的な領域でローズオットーと同様に使用されます。

精神面に対する鎮静作用、緩和作用、高揚作用により情緒不安定、不安、悲観を和らげ、安定と安らぎを取り戻し心を明るく高揚させます。

子宮強壮作の作用があるので、婦人科系全般に良く作用します。

アブソリュートは溶剤抽出法で精油を抽出しているので、トリートメントなどに使用する場合は、有機溶剤に敏感な方は必ずパッチテストなどをして皮膚の影響を確認してから用いてください。

妊娠中は使用しないほうが良いでしょう。

コラム

  • ローズアブソリュートの効能はローズオットーとほとんど同じですが、品種や抽出方法が異なる為、多少の違いはあります。
  • 溶剤抽出法で精油を抽出するアブソリュートですので、お肌に使用する時は有機溶剤に注意が必要です。
  • 古代ローマ人はバラを好みました。
  • バラの花びらを部屋に敷き詰めたり、お風呂に浮かべたり、水やワインに香りを付けたり、お菓子や香水にもふんだんに使用しました。

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