アロマテラピーを化学で学ぶ

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ローズマリー

Rosemary

ローズマリー

■写真
写真素材-フォトライブラリー
■生態
1mほどに生長し多年草の常緑低木で固く細長い葉を沢山つけ小さな青い花を咲かせます。

ローズマリー プロフィール

効 能
神経刺激作用
去たん作用
収れん作用
鎮けい作用
鎮痛作用
  • 英名:Rosemary
  • 学名:Rosmarinus officinalis
  • 科名:シソ科 抽出部位:葉
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主要成分:1,8シネオール、カンファー、ボルネオール、酢酸ボルニル、β-カリオフィレン
  • 主な産地:フランス、チュニジア、スペイン、ポルトガル、イタリア、モロッコ、アメリカ

精油の解説

フレッシュで強いハーブ調の樟脳のような香りのローズマリーの精油は刺激作用や頭脳明晰作用があり、神経を刺激して頭をクリアにして記憶力や集中力を高めます。

精神的疲労や無気力な状態に対して心を元気に強くする働きがあります。

頭痛や偏頭痛、肩こり、腰痛などの鎮痛作用、血圧上昇作用、風邪や気管支炎などの呼吸器系に有効です。体液の停滞やむくみ、セルライトの改善、少量月経の正常化にも効果があります。

高血圧症やてんかんの持病がある人、妊娠中の人は使用しないほうが良いでしょう。

ローズマリーの精油は大きく分けて cineole(シネオール)、verbenone(ベルベノン)、camphora(カンファー) 3種類のケモタイプがあります。

ケモタイプの学名は下記になります。

  • @ローズマリー・シネオール“Rosmarinus officinaiis Cineole”(1,8シネオールを多く含む、一般的にローズマリーと呼ばれる)
  • Aローズマリー・ベルベノン“Rosmarinus officinaiis Verbenone”
  • Bローズマリー・カンファー“Rosmarinus officinaiis Camphora”(カンファーを15%程含む)
  • 特徴成分の含有量が異なるので香りや効能も異なります。

●ローズマリーシネオール・・・北アフリカが主産地で1,8シネオール〔オキシド類〕の含有量が多く、殺菌作用があり空気の浄化に適しています。 去痰作用、粘液溶解作用、抗カタル作用などがあるといわれカタル症状、風邪や気管支炎などの呼吸器系にも有効です。

●ローズマリーベルベノン・・・フランスが主産地でローズマリーの成分であるカンファー〔ケトン類〕が少なくベルベノン〔ケトン類〕の含有量が多いことから、香りの刺激が少なくローズマリーの中ではクリーンな香りが特徴です。皮膚刺激も少ないので肌の作用に適していいます。 細胞再生作用があり優しくスキンケアやヘアケアに理想的です。 また粘液溶解作用があり、風邪の初期症状には胸に希釈したマッサージオイルやクリームが有効的です。 神経疲労、落ち込みの回復に効果的です。

●ローズマリーカンファー・・・スペインやクロアチアが主産地で、カンファー〔ケトン類〕の含有量が多く、特に神経と筋肉へ働きかけます。 筋肉痛や神経痛、こむらかえりに効果があります。 肝胆汁排泄促進作用があり胆汁の産生を促進する働きがあります。

コラム

  • ローズマリーの名前の由来は地中海沿岸が原産で海辺に生育し、小さな花がしずくのように見えることからラテン語の“Rosemarinus”「海のしずく」という意味が付けられました。
  • もう一つの名前の由来とされている伝説の物語があります。
  • 聖母マリアが迫害を受けて幼いキリストと共にエルサレムへ逃げる途中、遠い旅路を野宿の為に白い花のしげみに青いマントをかけて休んだ翌朝、それまで白かったローズマリーの花びらが青く変わったという伝説から「聖母マリアのバラ」(ローズ・オブ・マリア)と言われています。
  • 若返りの効果が良く知られている「ハンガリアンウォーター」は、若返りの象徴とされていたローズマリーを漬けた水で健康と若々しい美しさを取り戻したハンガリーの女王の逸話から誕生しました。