アロマテラピーを化学で学ぶ

ネロリ

Neroli

ネロリ

■写真
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■生態
ビターオレンジは5mほどまで生長し、直径2~3cmの白い花をつける常緑樹で和名は「ダイダイ」です。

ネロリ プロフィール

効 能
抗うつ作用
鎮静作用
抗炎症作用
抗菌作用
細胞成長促進作用
  • 英名:Neroli
  • 学名:Citrus aurantium
  • 科名:ミカン科 抽出部位:花
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主要成分:リナロール、酢酸リナリル、リモネン、ネロール、ネロリドール、ゲラニオール
  • 主な産地:イタリア、フランス、モロッコ、チュニジア、ポルトガル、エジプト、コモロ、スペイン

精油の解説

樹齢20年以上の樹に咲く開花したばかりの花しか使えず、それを一つ一つ手で摘む為、非常に手がかかります。

1000kgの花からわずか1kgの精油しか抽出できない貴重なものです。

ほのかな甘さとシトラスとフローラルが調和された香りのネロリの精油は、鎮静作用が高い香りなので心配や不安、恐怖をリラックスさせ、幸福感をもたらす作用があります。

ストレスからくる消化器系トラブルにも良く作用します。

特徴成分であるネロリドールには女性ホルモン様作用があり、皮膚細胞成長促進作用があるので加齢肌肌や敏感肌のお手入れに適しています。

精油の抽出する際に得られるオレンジフラワーウォーターはスキンケアや東欧の料理にも使われます。

コラム

  • ビターオレンジの木になるお花から抽出される精油を「ネロリ」と言います。
  • 葉の部分の精油を「プチグレン」と言い、果皮から抽出された精油を「ビターオレンジ」と言います。
  • ビターオレンジの和名はアマダイダイ(甘橙)。
  • 大量の花びらから少量しか抽出されないとても高価な精油です。
  • 1本の木から3種類の精油が抽出できますが香りは全く違います。
    ネロリの名前の由来は、17世紀イタリアのネロラ公国の公妃アンナ・マリアがこよなく愛したことからネロリと言う名前が付けられたと言われています。
  • 彼女がビターオレンジの花の香りを手袋に付けていたのが良い香りだと評判になり、その手袋を「ネロリの手袋」と呼ばれました。
  • また、純潔の象徴としてヨーロッパでは花嫁のブーケに用いられます。

ネロリ フローラルウォーター

衣類や手袋、スカーフなどの小物、あるいはリネンの香り付けに、古くから使われています。 

ボディ

マイルドな消毒作用もあるとされています。          

スキンケア

全ての肌向きのスキンローションとして使えますが、ローズウォーターなどと合わせて、乾燥肌に最も最適です。お肌を活性させるので加齢肌へのブレンドにもお使い頂けます。

ヘアスプレーなどにおススメ。

肌質:全ての肌質、特に乾燥肌

メンタル/エナジュティクス

華やかな香りで気分転換がはかれます。お腹にスプレーする事で、気分が落ち着きます。激しい消耗でリラックス安眠できない時に。        

お勧め手作りグッズ

化粧水、乳液、保湿水、スプレー、パック、ジェル

手作り石鹸、手作りクリームやジェル、クレイパックなど手作りする時の精製水の代わりに使用すると相乗効果が得られます。

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